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共働きで犬を飼って10年。LINEに残った756回の「散歩」

2015年10月に犬を迎えて10年。夫婦のLINEで「散歩」は756回でした。年ごとに数えたら2年目がピークで、そこから19分の1まで減っています。ただし、10年間まったく減らなかった手間もありました。

木立のある道で犬を散歩させている遠景のイメージ

結論から言うと、犬を飼う手間は、2年目をすぎると減ります。

ただし、減らないものが1つありました。

うちが犬を迎えたのは2015年10月です。共働きで、2人とも会社員でした。それから10年。夫婦のLINEを検索したら、「散歩」という言葉が756回出てきました。

この記事に書くのは、その756回が、10年でどう変わったかです。

※迎えた月は記憶です。2015年のLINEが丸ごと残っていないため、記録では確認できませんでした。それ以降の数字は、すべて実際の検索結果です。

「散歩」の連絡は、こう変わりました

年ごとに数えました。

年「散歩」を含むメッセージ
2016年52件
2017年224件
2018年126件
2019年99件
2020年57件
2021年42件
2022年42件
2023年47件
2024年29件
2025年12件

ピークは2017年。迎えて2年目です。そこから、きれいに減っていきます。

2017年と2025年を比べると、約19分の1になりました。

2年目に、何をやりとりしていたのか

当時のメッセージを読み返すと、内容はほぼ同じです。「今日は誰が行くか」でした。

2017年2月13日、私から。

「明日は、ちょこっと早くに行かなきゃなので…朝のお散歩お願いしてもええかー!!??」

2017年1月19日、妻から。

「とりあえず明日はわたしが散歩します!」

2017年5月22日、妻から。

「明日の散歩はわたしに任してくれ!」

そして、お礼が返ってきます。2016年9月29日、私から。

「ゴミ捨てと、2回目のお散歩あっりがとー!!笑」

1日2回。朝と夕方です。共働きだと、この2回をどう割るかを毎日決めることになります。

💡 ここが「2年目がピーク」の理由だと思っています。手が増えたわけではなく、決め方が固まったから減った。通勤ルートに似ています。引っ越した最初の月は毎朝ルートを考えますが、半年経つと考えずに歩いている。やっている量は同じでも、相談の量は減ります。

最初の1年は、分からないことだらけでした

2016年10月4日、妻から。

「ご飯はあと2袋です! 一袋で何日もつっけ?!」

同じ日、私から。

「逃亡させたしな」

散歩中に逃げられています。

こういうやりとりが2016年から2017年に集中していて、そのあとほとんど出てきません。分からないことは、分かってしまえば連絡が要らなくなる。当たり前ですが、数字にするとはっきり出ます。

減らなかったもの

ここが、この記事でいちばん書きたいところです。

「預ける」に関する相談は、10年間ずっと同じ量でした。

年「ペットホテル」「預かって」を含むメッセージ
2016年5件
2017年7件
2018年4件
2019年4件
2020年1件
2021年2件
2022年3件
2023年7件
2024年4件
2025年6件

8年経っても、2年目と同じくらい相談しています。

理由は単純で、出かける先は毎回違うからです。散歩は毎日同じことの繰り返しなので慣れますが、旅行や帰省は毎回条件が変わる。慣れようがない。

2018年4月27日、妻から。

「駐車場とペットホテルが連携している」

2020年12月24日。

「温泉地の近くのペットホテル」

行き先が変わるたびに、また調べています。

💡 傘とレインコートの違いに近いです。毎日の雨には、玄関に傘を置いておけば対応できます。でも旅行先の天気は毎回違うので、行くたびに調べ直すことになる。日常の手間は仕組みで減らせても、非日常の手間は減りません。

子どもが生まれても、犬の連絡は減らなかった

2021年に子どもが生まれました。家の中の仕事は明らかに増えています。

それでも、「散歩」の件数は2021年42件、2022年42件でほぼ同じでした。前後の年の流れから外れていません。

つまり、犬の世話は、子育てに押し出されなかった。

これは意外でした。減ってもおかしくない、と思っていたので。すでに仕組みになっていたものは、忙しくなっても崩れなかった、という読み方をしています。

もうひとつ、減らなかったもの

「留守番」を含むメッセージも数えました。10年で29件。年に2〜3回のペースで、これも増えも減りもしていません。

散歩とちがって、留守番はその日の予定に紐づくからだと思います。2人とも遅くなる日は、何年目でも相談が要る。

手間の種類10年でどう変わったか
散歩2年目をピークに、19分の1まで減った
預け先探しほぼ変わらない
留守番の相談ほぼ変わらない
通院年6回前後で一定

変わったのは1つだけでした。

通院は、10年で63件

「動物病院」「ワクチン」「フィラリア」「狂犬病」「去勢」「避妊」のいずれかを含むメッセージが、10年で63件でした。

年に6回強。多くはありませんが、ゼロにはなりません。

散歩と違って、これは減りも増えもしない種類の手間です。

数え方について、断っておきます

念のため書いておくと、これはメッセージの件数であって、実際に散歩した回数ではありません。

朝と夕方で1日2回行っているので、10年なら7,000回を超えます。756件というのは、そのうち「相談や報告が必要だった日」の数に近い。

だから減ったのは世話の量ではなく、確認の量です。ここを取り違えると、「年々ラクになる」と読めてしまいます。

世話は10年、ずっと同じだけありました。

共働きで犬を飼う前に、決めておくとよかったこと

ここからは、使える形にしておきます。うちは10年続けた側ですが、始める前にきちんと話し合ったわけではありません。その前提で読んでください。

決めておくこと理由
朝と夕方、どちらが基本担当か毎日決めると、そのぶん連絡が要る。基本を決めて、例外だけ相談する形にすると早い
預け先を、平時に1つ確保しておく急に必要になったときに探すと間に合わない。うちは毎回探していた
帰省と旅行の扱いを、先に決めるここは10年たっても慣れません。連れて行くのか、預けるのかを型にしておく
病院の年間スケジュールを共有するワクチンと予防薬は時期が決まっている。カレンダーに入れれば、相談が消える
最初の2年は、手間が多いと覚悟しておくうちのデータでは、2年目の連絡量が10年でいちばん多かった

いちばん効くのは、2行目。

散歩は毎日なので、いやでも仕組みになります。放っておいても2年で落ち着く。

でも「出かけるときどうするか」は、放っておいても仕組みになりません。毎回ゼロから調べることになります。うちの10年ぶんの記録が、そのまま証拠です。

そして最後に。手間の話ばかり書きましたが、やめようと思ったことは一度もありません。それは数えなくても分かります。

10年ぶんの記録を並べて、いちばん印象に残ったのは2017年の224件でした。ほぼ毎日、朝と夕方のどちらを誰が行くかを相談している。

読み返すと、面倒そうには見えませんでした。「明日はわたしが散歩します!」「任してくれ!」と書いてあります。

手間の量と、しんどさは別ものです。この記事の数字は前者しか測れていません。

※この記事は、わが家のLINEに残っていた記録をもとにしています。犬の名前、犬種、動物病院やペットホテルの名前、家族の名前は書いていません。件数はメッセージ本文の検索結果で、実際の世話の回数ではありません。飼うかどうかをすすめる記事ではありません。

共働きでの家事の回し方は家事の分担を一度も決めなかった話に書いています。

この記事の制作について

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