住まい・不動産

リフォームの費用は、最初の見積もりから2割増えました

中古のマンションを買ってリフォームしたら、最初の見積もりから2割増えました。増えたのは全部「あとから決めたこと」です。変更できる期限、サンプルの日数、工事費と器具代の振り替えまで、打ち合わせの記録から並べます。

住まいの内装工事のイメージ

結論から言うと、リフォームの費用は最初の見積もりから2割増えました。

増えたのは、追加工事です。しかも、その追加は全部「あとから決めたこと」でした。

2014年、中古のマンションを買ってリフォームしています。打ち合わせの記録が残っているので、どこで増えたのかを順番に書きます。

※社名、担当者名、金額の実額は書いていません。

最初の見積もりから、2割増えた

2014年3月、私はリフォーム代の資金について書いています。そこから約2か月後の5月28日、追加見積もりを見た日の記録がこれです。

「追加見積りみたー」

「テレビのコンセント追加、スポットライト追加、建具レール金額追加」

「この後、トイレの壁紙張替え工事代が追加だねー」

最終的に、最初に置いていた金額から2割ほど増えています。

工事の内容が変わったわけではありません。決まっていなかったところが、順に決まっただけでした。

💡 定食に小鉢を足していく感じに近い。メインの値段は最初に見るのに、あとから足すものの合計は見ない。リフォームの追加も、1つずつは小さい金額でした。

増えたのは、全部「あとから決めたこと」

追加になった4つを並べます。

追加性質
テレビのコンセント使い方が決まって、必要になった
スポットライト照明の種類を、あとで選び直した
建具のレール仕様を決めたときに金額が動いた
トイレの壁紙やる範囲を広げた

最初の見積もりの時点では、どれも決まっていませんでした。

言い換えると、見積もりは「決まっている範囲」の金額です。決まっていない部分は入っていません。

私はこれを、追加見積もりが出てから理解しました。

最初の1社で決めるつもりでした

そもそも、比べるつもりがありませんでした。

2014年4月21日、私はこう書いています。

「最初に見てもらった業者の見積り、意外にも高かったね」

「意外にも」と書いています。相場を知らないまま、1社に見てもらって、その額で進めるつもりでいました。

3日後、妻から返ってきたのがこれです。

「相見積もり作戦やな!」

そして4月26日、私はこう書きました。

「他社の見積りをとって、なんで高いのかを聞く作戦でいこうとおもうよ!!!」

安いところを探すのではなく、高い理由を聞く。この形になったのは、妻に言われたからです。自分では1社で決めかけていました。

比べる相手がいなければ、高いか安いかは判断できません。当たり前のことを、見積もりを1通もらってから知りました。

💡 中古車の下取りに似ています。1社の査定額だけ見ても、それが高いか安いかは分からない。2社目が出てきて初めて、最初の額の意味が分かります。

見積もりが1日遅れると、家具の購入日がずれる

工事の日程だけを見ていました。

2014年4月22日、私はこう書いています。

「ふと、思ったのだけど、(工事の)見積りが、28(月)となってしまうと…」

「家具や家電の購入が、29(火)の午後か、モノが決まっていれば、30(水)におれが行って、支払いをするかのいずれかになっちゃうね…」

「ぐわわわーん」

見積もりが1日ずれると、家具の購入日と支払い日まで動きます。

工事の日程表は作っていました。ただ、その後ろにぶら下がる予定を、同じ表に書いていない。見積もりが出る日は、工事の話であると同時に、家具の話でもありました。

このときは気づけました。気づいたのが「ふと」だったのが問題で、表に書いていれば「ふと」に頼らずに済んだ話です。

💡 ドミノを並べるのに似ています。1つ動かすと、後ろが全部動く。並べるときには、後ろまで見ていません。

入らないと分かった日が、決める日でもありました

決められる時間がなかった判断もあります。

2014年5月21日、寝室の照明の話です。妻からこう来ました。

「ダウンライト無理なら、ペンダントライトつけてもええかとおもってるよ!!」

「ダウンライト残念…」

そして、その日のうちに。

妻「今日決めなくても大丈夫なの?!」

私「今日決めなきゃなのです…」

入らないと分かった当日が、決める締切でした。

8日前には、数を減らす方向で調整しています。「6個→4個に変更しました」と書いている。減らす相談はできていたのに、そもそも入るかどうかを先に確かめていませんでした。

代わりの案を比べる時間はありません。その場で決めています。

💡 出発の朝に、傘がないと気づくのに似ています。買いに行く時間はないので、あるもので済ませる。前の晩に見ていれば、選べました。

「削る」と「保留」を分けていた

2014年4月24日、妻からこう来ています。

「リフォームと家具は今一度削るところと、保留するところを考えよー」

やめるものと、後回しにするものを分けています。

これは良い整理だったと思っています。全部を「やる/やらない」で決めると、迷ったものが全部「やる」に寄ります。

保留にしておけば、住んでみてから決められる。実際、住んでから買った家具がいくつかありました。

変更には、間に合う期限がある

2014年5月12日、私は造作の食器棚について、こう連絡しています。

「食器棚引出し(上段・左)の有効幅の変更をお願いしたく」

そして、こう書き添えていました。

「まだ、間に合うかな…」

寸法の変更には、間に合う時期があります。

図面が確定して、材料の手配が始まると、そこから先は動かせません。この日は間に合いましたが、あと数日遅ければ変えられなかったと思います。

打ち合わせのたびに「いつまでなら変えられますか」と聞いておけばよかった、というのが反省です。

サンプルは、届くまでに日数がかかる

2014年5月15日、壁紙などのサンプル手配について、こんな連絡をもらっています。

項目中身
優先順位の高いもの最短で1週間、遅くても11日ほどで届く手配
海外からの取り寄せ10日ほどかかる
一部のサンプルサンプル代と送料が別にかかる

現物を見てから決めたいものほど、時間がかかりました。

写真で決めれば早いのに、色は写真と違って見える。うちは実物を待ちました。その結果、決定が後ろにずれて、追加見積もりも後ろにずれています。

サンプルを頼む日を先に置いておけば、この分は縮められました。

工事費と器具代は、振り替えられることがある

2014年5月21日、照明の話です。

私は、スポットライトの明るさをどれにするかを検討していました。妻からの返信がこれです。

「もしスポットライトが高くなるようなら、寝室やもうひとつの洋室には現状の位置でペンダントライト採用してもよいかもね!」

そして、こう続きます。

「そしたらダウンライト工事費用が少し浮く?!からペンダントライト用に回してもええしね」

工事を減らして、器具にお金を回すという発想です。

同じ「照明を良くする」でも、工事側でやるか器具側でやるかで金額が変わります。既存の位置を使えば、工事は要りません。

💡 服の丈を直すのに似ています。仕立て直すか、着方を変えるか。どちらでも見え方は変わるのに、かかるお金は違いました。

自分で直せるところもあった

2014年4月30日の記録です。

「壁紙の補修キットと、洗面台のカビで黒ずんだ部分を補修するキットを買いに行ってきます!!!」

その日の夕方。

「壁紙の汚れ補修、威力すごす!!!」

工事に入れなくても直るところがありました。

見積もりを見ていると、全部を業者にお願いするものだと思ってしまいます。実際には、汚れや小さな傷はキットで済むことがある。

ここを分けておくと、工事の範囲そのものを小さくできます。

使える形にしておきます

次にやるなら、この順番でやります。

やること理由
見積もりに入っていない項目を、先に洗い出す決まっていないところは入っていない
「削る」と「保留」を分ける全部を二択にすると、迷ったものが残る
変更できる期限を毎回聞く材料の手配が始まると動かせない
サンプルを頼む日を先に置く取り寄せに10日かかることがある
工事側と器具側のどちらで直すか比べる既存の位置を使えば工事は要らない
キットで済む範囲を分ける汚れや小さな傷は自分で直せる

いちばん効いたのは1行目です。

見積もりは、決まっている範囲の金額でした。うちの場合、決まっていなかったぶんが2割でした。

家を選ぶところの話は持ち家か賃貸かで悩まなかった記事に書いています。

※この記事は、わが家のLINEに残っていた記録をもとにしています。社名、担当者名、金額の実額は書いていません。工事の内容や費用は物件と時期によって大きく異なります。

この記事の制作について

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