結論から言うと、私たちの結婚式は、請求書が237万7,475円でした。支払期限は10月10日。
そのころの私の手取りは、16万8千円です。2013年8月の給料明細に、そう書いてありました。
払えた理由は、貯めていたからではない。支払いの3日前に、それまで持っていたものを解約したからです。
この記事に書くのは、結婚式の費用の実際の請求額と、その払い方。相場の解説ではなく、当事者の記録です。
※金額は2013年のものです。式場も地域も違えば、金額は変わります。
その年、お金が出ていったのは3回
まず、全体像です。
| 時期 | 何を |
|---|---|
| 2013年8月 | フランスで挙式。ツアー代金12万円 |
| 2013年10月11〜12日 | 妻の地元で、親族と友人を招いたパーティー |
| 同時期 | 新婚旅行を兼ねた滞在 |
挙式と披露宴を、別の国で、2か月あけてやりました。
理由は単純で、二人だけで式を挙げたかったのと、それでも家族と友人には会ってほしかったから。結果として、費用は二重にかかりました。
フランスのほうは、ツアーで行っています。旅行代金が12万円。ここに現地での支払いが乗ります。挙式と新婚旅行を一度に済ませたぶん、こちらは想像より軽く収まりました。
重かったのは、日本のほうです。会場を押さえ、料理を決め、ドレスを借り、招待状を出す。費用が積み上がるのは、人を招くほうでした。
※二重にかかる、と書きましたが、後悔はしていません。分けたことで、それぞれが別のものになりました。ただ、お金の話としては、二重は二重です。
9月18日、妻はこう書いています。
「やっぱりフランスのやつとかいれたら三百万だねー」
300万円。これが、その年の実感でした。
請求書は、10月10日までに237万7,475円
10月2日、会場から正式な見積りが届きます。
その日のうちに、私たちはこんなやりとりをしています。
- 私「現時点での見積りが、240万50円」
- 私「そこからイヤリング1万5,750円と、ヘッドパーツ8,400円の合計2万4,150円が引かれる、でよいかな」
- 妻「正式の見積もりきました。10/10までに237万7,475円払って下さいってさ」
8日後が期限でした。
💡 見積りは、引き算で減ります。私たちが減らしたのは、レンタル予定だったイヤリングとヘッドパーツの2点だけ。それで2万4,150円です。金額としては小さいですが、「明細を1行ずつ見る」という作業をやったかどうかの差は、あとから効いてきます。ドレスのオプションも、料理の子ども料金も、明細を見なければ気づきません。
足りなかったのは、102万7,900円
10月2日の朝、私は郵便局へ行っています。遅刻した日でした。
「遅刻しちゃったので、郵便局に朝来ましたー。解約もかんりょー」
その日の10時29分、金額が確定します。
1,368,637円。
そこから2万円を友人へのプレゼント代として抜き、小銭を生活費に回して、134万8,000円を口座へ入れました。
同じ日、私はこう計算しています。
「不足分が102万7,900円だねー」
237万7,475円から、134万8,000円を引いた残りです。足りませんでした。
そこからのやりとりが、これです。
- 私「やっぱり、お金下ろすの、98万円でよいかい」
- 妻「ではあと48万円ね」
- 私「50万円ももったかなー」
妻が50万円を出して、埋まりました。
ほかに、私のクレジットカードの立替が11万5,092円(9月27日引き落とし)と、翌月に4万262円。カードで先に払っていたものも、そこそこありました。
小物、引き菓子、送料、交通費。一つひとつは数千円から数万円で、請求書には載りません。会場に払う237万円とは別に、こういうものが月をまたいで出ていきます。
私たちは9月18日に、一度これを全部書き出しています。カードの立替、旅行代金、ホテル代の残り。書き出して初めて、「あといくら足りないか」が計算できました。
会費とご祝儀は、当てにできるのか
9月18日、私はざっくり計算しています。
「100万円くらいいれることになると思うよ。そんで、会費で(親族のご祝儀は別ね!)が90万円くらいになるかなー」
つまり、237万円のうち90万円くらいは会費で戻ってくる見込みで、自己負担は100万円くらいという読みでした。
ただし、これはあとから戻ってくるお金です。
- 支払いは10月10日(式の前日)
- 会費が集まるのは式の当日
順番が逆でした。先に全額を払って、あとで一部が戻る。だから、一時的にでも237万円を用意する必要がありました。
ここを見落とすと、詰みます。「自己負担は100万円だから大丈夫」と思っていると、10月10日に払えません。
※会費制かご祝儀制か、支払いが式の前か後かは、会場によって違います。契約前に、支払期日を必ず確認してください。
自分たちで作ったものと、頼んだもの
節約したところも書いておきます。
招待状は、自分たちで作ってセットしました。投函は8月6日。席次表・席札・ウェルカムボードも、データは自分たちで作りました。
私は当時、印刷会社に勤めていました。その部分だけは、たまたま得意分野。妻には「なんか印刷会社っぽい仕事しとるね」と言われています。仕事です。
印刷そのものは外に出しました。ウェルカムボードのポスター印刷は、送料込みで2,580円。
このとき、2社に見積りを取っています。
- A社:紹介してもらった会社。回答が遅い
- B社:秋田の会社。100円高い。金曜までに送ってくれる
100円高いほうを選びました。期日が決まっている買い物では、100円より3日のほうが高くつくからです。
会場への発送は、宅配で1,600円でした。
いちばん頭を使ったのは、お車代
意外かもしれませんが、金額の割にいちばん考えたのがここです。
遠方から来る大学の部活の仲間が8人いました。ホテルが取れずに困っている人もいる。
9月21日、私はこう整理しています。
- 2人には5,000円ずつ包む
- 残りの6人は一式で2万円
- 浮いた1万円をホテル代に回す
- それでも足りない2万9,200円は、自分が負担する
足りない分は自分が持つ、と決めてから配分を考えました。逆にすると、配分がずっと決まりません。
ここは正解のない部分です。私はこうしました、という一例として書いておきます。
いま同じことをやるなら
最後に、使える形にしておきます。
| 確認すること | 私の場合 |
|---|---|
| 支払期日はいつか | 式の前日。当日の会費は間に合わない |
| 明細を1行ずつ見たか | 見た。減ったのは2万4,150円 |
| 一時的に用意する額 | 237万7,475円(自己負担の見込みは100万円) |
| 足りない分の埋め方 | 解約したお金134万8,000円+妻の50万円 |
| 自分が負担する分を、先に決めたか | 決めた。そのあとで配分を考えた |
いちばん書いておきたいのは、2行目。
「いくらかかるか」より、「いつまでにいくら要るか」のほうが効きます。総額237万円は、9月の時点で分かっていました。それでも慌てたのは、10月10日という日付を後から知ったから。
手取り16万8千円の私が払えたのは、増やしたからではありません。持っていたものを、その日までに現金に変えたからです。
そして、その判断をした10月2日は、遅刻した日でした。段取りとしては、褒められたものではありません。
※この記事の日付・金額・やりとりは、私自身の当時の記録で確認したものです。会場名・業者名・関係者の名前は書いていません。費用も支払い条件も、会場と時期によって変わります。
同じ年の暮らしの話は持ち家か賃貸かの記事、その半年後に家を買った話は住宅ローンと転職の順番の記事にあります。

